いつでもまっすぐ

8月に見た映画感想

こんにちは。最近更新が滞っております。ゆきです。

リサイタルやってますね~。

 

さてさて、私は試験期間に入ると現実逃避で映画を見てしまう癖がありまして(笑)

試験・レポートは何とか終りましたけどね!!\(^o^)/

今回の試験期間に見ていたのは

の5本です。一応、セレクトの基準としては「大学生×青春」ぽいのを選んで見ました。

ファンタスティポは個別で感想を書いたのでそちらもどうぞ。

(読んでも読まなくても何の役にも立ちませんが。)

akarazmade.hatenablog.com

 

その他の映画の感想はこの記事で書いていきたいと思います。

 

※すべての作品においてネタバレなのでご注意願います。

自転車少年記

2006年に丸山さんと安田さんが主演した、青春モノ。テレビ愛知製作。

映画っていうかスペシャルドラマととらえていいんですかね。

 

 若い!!!細い!!!初々しい!!!

特に安田さん今現在は男らしさの方が勝ってますけど、この頃はまだそんなでもなくてチャラい!!丸山さん細い!!!20代特有の線の細さ。私は今現在のいい意味で脂ののった感じの方が好きですけどね~。貴重な映像資料です(笑)

ストーリーとしては自転車に夢中になった少年たちが、恋愛・挫折・夢などを通して大人になっていく過程を描いた物なんですが、原作があるみたいです。結構とんとんと話が簡単に進む感じじゃなくて、現実の厳しさ?的なのに打ちのめされる系なんですが、そこがリアルで視聴者の共感を呼ぶというか、浅くならずにすんで評価ポイントとなりました。

ネタバレになってしまうんですが、まあ10年も昔ですし時効でしょう。

丸山さんが自分との闘い?で日本海を目指して自転車でいけるとこまで行く挑戦をラストにするんですね。で、それを安田さんとその彼女役の福田沙紀ちゃんが応援しに車で追いかけるんですが、結局安田さん達は丸山さんを見つけれないんですよ。

丸山さん自身行先も決めてないし、安田さん達が勝手に追いかけてる設定なんで。

そこで運よく見つかるとご都合主義になってしまうので見つからんくて良かったなあと思いました。

現実は甘くないよって言ってるのにそれをぶち壊してしまいますもんね(笑)

丸山さん、安田さんは標準語の役にまだ慣れてないのか、所どころ棒読みっぽいセリフもあったんですが、他の出演者の方たちが上手いのでそんなに気になりませんでした。

下手っていうんじゃなくて、まだ標準語でのお仕事をそんなにしてきてないんだろうなって感じました。今現在のお仕事ばかり見ていたので時の流れを感じます(笑)

販売用にはその他メイキングなどもあるみたいでわざわざスペシャルドラマなのにレンタル用を作ったんだーと驚きました。

レンタル業界は素人ですけど、販売用をそのままレンタル用にしてる映画とかもありますよね?

サマータイムマシンブルース

瑛太さんと上野樹里さんが出てる映画です。

元は劇団「ヨーロッパ企画」の演劇だったのを映画化したそうです。

そちらの舞台版もDVD出てるみたいです。

ストーリーとしては大学生たちが夏休みに遊んでたらタイムマシンが突如現れて、遊び半分で昨日に行ったら色々と未来を変えることをしてしまって、慌ててまた昨日に戻り修復作業をする、というものです。改めて説明ヘタだな自分(笑)

 

元が舞台だっただけあり舞台ならではのセリフ回しや演出が、そのまま映画に反映されててとてもいい映画でした。

舞台で出演されてた役者さんが、そのまま映画も出演されたのも雰囲気を壊さずにやれた一つだと思います。瑛太さんが主演で、その片思いの相手が上野樹里さんなんですが、2人の進展するかしないかの瀬戸際の甘酸っぱい青春もおすすめです。

上野樹里さんスタイルがいいのでTシャツにジーンズ、スニーカーの超シンプルな衣装でも逆に映えて羨ましかったです(笑)

大学の部室のセットもポップでこういう部室に入り浸りたかった・・・。

バカでノリだけな大学生と一緒に夏を過ごしたいならこの映画です!!!!

主題歌のTommy heavenly6の「LCDD」も良かった。

もともとトミー好きなんですが、まさか主題歌だとは知らなくて、エンドロール流れた時は超びっくり(笑)

来年の夏もまた見たい。

ただ、君を愛してる

宮崎あおいさんと玉木宏さんの純愛映画です。

ネットで「超泣ける!!」って有名だったので借りました。好きな人いたら申し訳ないんですが、私としてはイライラするし泣けないし、★2(5点満点)って感じです( ´-` )

話としてはしっかりしてるし、皆さん演技達者なんですが、宮崎さん演じる静流のキャラに終始イライラでした(笑)

でも、宮崎さんの演技は素晴らしかったです。

ネタバレをしてしまうと、静流は成長するにつれて病気が悪化してしまうので意図的に子供のままでいるんですね。服とか本当にover20か?!と思うし。

で、玉木宏演じる誠人は別の女の人(黒木メイサ)を好きなんですけど、静流は誠人と付き合ってもないのにヤキモチ焼いちゃうんですね。

 

私「めんどくさっ!!( ´-` )」

 

まあ、家出した静流を自分の家に居候させる誠人も悪いですけどね、勘違いしちゃうよそりゃあ。

誠人も持病のコンプレックスからあまり人と関わらないで生きてきたので、付き合い下手×付き合い下手、で終始イライラです(笑)

で、静流と誠人がキスをした次の日に静流は姿を消すんですが、そこからは静流は恋をして「大人」になり、アメリカに渡り写真家として過ごします。そこからは大人になったのですごく綺麗ですしやっぱ宮崎あおい可愛い〜♡ってなりました(笑)

 黒木メイサの役がとても良くて、当て馬をかならず好きになる私としては、完璧な当て馬でした。

虹の女神

これも上野樹里さん出演です。市原隼人さんとのラヴストーリー、というか青春映画ですね。

これも二人とも大学生で、またまた上野さんがボーイッシュな女の子でTシャツにスニーカーで可愛い(´;ω;`)♡♡

市原さんもまだ若くて幼さの残る顔なので絶対的にかっこいいです。

二人はひょんなことから知り合い(めっちゃ省略)、上野さん演じるあおいの所属する映画サークルに市原さん演じる岸田は引き込まれます。あおいが監督する映画の主演に岸田はなり、撮影を進めていくうちに恋愛、将来、と話して仲良くなります。

卒業後、映像の勉強をするために渡米したあおい。映像制作会社でいそがしい毎日を送る岸田。そんな岸田に届いたのはあおいが死んだという連絡だったー。

この映画の良いところは、映像の儚さと会話のリアルさにあると思います。

日常会話ならではの早口とぼそぼそ喋る会話。とても自然で目を合わせずに会話するのもリアルでした。あと、劇中劇を含め、映画全体の色彩感。映像に緑をかけるとノスタルジックな感じになりますが*1、この『虹の女神』ではくすんだ、色あせてる感じの色彩で、若さゆえの「淡い恋」「切なさ」が出てると思いました。

キャラはくそバカで鈍感すぎる岸田と不器用なあおいの恋なので見てるこっちとしてはもどかしいし、「なんで気づかないんだ!!岸田の馬鹿!!!><」ってすごく思いました(笑)。見た人は必ず岸田に説教したくなります(笑)。

蒼井優さんが盲目のあおいの妹役なんですが、名わき役でした。目が見えないからこそ、心の奥底にある本当の気持ちに気づけて、大事なことを言ってくれる、映画の良いスパイスになりました。

劇中劇でのキスが二人のたった唯一のキスになってしまったとこが切ない・・。

 

ずっとすれ違ってばっかの二人。大事なものは失って初めて気づくんですね。

この映画が今回見た作品の中で一番のおすすめです。

 

 

青春映画は透明感がどれもあって心が洗われました。

ほんとはゴジラも見たんですが、それはまた別の機会に。

*1:ジョニデさん主演の『ネバーランド』が緑がかった映画でおすすめです。