(まとまりのない)舞台『俺節』感想
を書きたいのだけれど、なかなか書けない。
1回しか見てないのでまだ理解しきれてないのと、様々なテーマが複雑に絡まりあっていてどこから手をつけていいのかわからない。
そして薄れていく記憶・・・
ということで、そういう感じの感想で~す!!丸投げ。(おい)
※セリフ、ストーリー等、間違ってる箇所もあると思いますので、そこを頭に入れながらニュアンスで呼んでもらえればと思います。
ストーリー
物語としては
①上京
↓
②仲間・恋人を作る みれん横丁時代
↓ (流し時代)
③衝突・別れ ↓
↓
④孤独に頑張る 乾亥・いくよ時代
↓
⑤成長して再開
というわかりやすい構成だったような気がします。
表がズレてないことを祈ります。
(Excelで表を作り貼っつけるというしち面倒臭いことは止めました)
番号ごとに感想書いていきたいと思いますね。
①上京
なんで東京に行くのかという部分があまり描かれてなかった気がしたんですが、パンフ読むとその正解がわかる。
すみません、のっけからアレなんですが、ここはホント記憶が薄れてこれだけしか感想がありません(ポンコツ)
②
オキナワと仲良くなってみれん横丁でしばらく暮らすシーンです。ここでテレサと運命的な再開を果たすのですが、逢引するところがお店の日本人の女の人が協力してくれて良かったです。この時に流しの大野師匠と出会います。コージとオキナワがコンビを組んでのど自慢やらオーディションやらを受けていて、テレサと甘々なコージ、のけ者にされるオキナワ、という構図が面白かったです(笑)平和。
③
オーディションを受けて念願のスカウト。しかし、スカウトの戌亥から告げられたのはコージ一人の誘いだった。オキナワは自ら去ります。私はこの時、悲しかったなあ。コージはテレサとみれん横丁で楽しくやってて、少し夢から離れてるというかそんな気がしたんですよ。オキナワはそんな中、ギラギラしっぱなしだったので個人的にはオキナワを応援していました。
まあ、いつだって嫉妬どろどろのライバルより天真爛漫な主人公が選ばれるっていうのはどの漫画でも一緒ですね。
そして同時期にテレサもコージを応援するためにパン工場で働いていたのですが、工場長に愛人にならなきゃ不法労働(?)をばらすと脅されます。
夜、テレサは「なんで私を抱かない?娼婦だから??」と言います。その一言でコージとテレサの関係が一歩進むんですが、次の日にはテレサは自ら通報して警察に行きます。切ない。コージは引き止めますが、「コージは自分のために生きて。私を思い出すときは笑顔を思い出して。私もコージを思い出すときは笑顔を思い出すから」みたいなセリフをテレサが言うんですよね。(記憶があやふやなので正確なセリフがわかる方がいましたら教えてください)このセリフ、テレサめっちゃいい女じゃん・・・。
このシーンを思い出したら財津和夫の「サボテンの花」が頭に浮かびました。
④
オキナワもテレサもいなくなって、コージが一人で頑張るシーン。戌亥といくよに巻き込まれて利用されそうになるんですけど、いくよがヘアヌードを出すということでコージ激怒。「それがやりたいことならやればいい。だけど、本当にそれはやりたいことなのか」と。まあ正直余計なおせっかいですよね。でもいくよは一体何歳設定なんだろう・・・。コージは純粋なんだろうな。本人が良いならやらせればいいじゃん、と私は思ってしまったけど。
この一件があって、コージのデビューへの道のりは無くなった。コージは良くいえば真っ直ぐで純粋でそれが良いところなんだけど、順応性とかは無いのかな?生きづらそうだなと心配になりました。
こういう時にオキナワがいてくれたら。
⑤
戌亥から仕事を受ける。アイドルステージの前座。
アイドルのファンにブーイングされながら傷心で歌うコージ。(個人的にはアイドルファンがジャニオタ意識されてるようで恥ずかしかった笑)
その時、テレサが駆けつける。かつての仲間と警察と共に。この時、警察の人もテレサがコージの元に駆けつけるのを目をつむってくれてたと思うんですが、そこが良い意味で緩いというか、古き良き時代だなぁと思いました。テレサがコージに向かって「北国の春」を歌うシーンは泣きました。言葉が出ない。他の人のブログ読んでください(笑)
・
2人は結ばれなくて良かったんだなと思いました。
いや、結ばれたらもちろんハッピーエンドですよ? だけど、結ばれなくたって一緒にいることが出来なくたって、コージが歌をうたう限り、テレサが歌をうたう限り、2人は歌の中に互いを見つけることができる。それが最後のシーンの晴れやかさなんじゃないでしょうか。
人物
コージ
安田章大さん。あがり症で青森から来た若者という役柄ですが、素朴で色々と察せない所が可愛くもあり、イラつく所でもありという感じでした(笑)
いや、これ安田さんが演じるから可愛いですけど、実際にいたらぜーったいイラつくと思うんですよ!!(笑)
・・・でもこの人は皆が目を背けてしまうことに対して「そうかな?」と声をあげることが出来る人だなと思いました。テレサが逃げてみれん横丁に来てヤクザに連れ戻されそうになった時、デビューに向けて方言や背広がダサいと言われた時。
こんなことが言えるのは後先考えてないか、自分を孤立させたいかのどっちかですよ。だけど、こういう人が集団の中にいて1人で戦ってくれるおかげで、理不尽な世の中にちょっとした勇気や優しさが生まれるんじゃないかなと思います。コージは当時でさえなかなかに生きづらい感じですけど、いつの世にも必要な存在だと思いました。
シャーロット・ケイト・フォックスさん。なんとも賢いような、そうでもないような役だったなと。(コージに引き続き辛口)いつも泣き寝入りするので、上手い方法は無かったのかなぁと思ったんですが、当時はなす術無かったんですかね?
今の感覚で私はモノを言ってるんですが、昔は難しかったのかな・・・。
テレサがパン工場の工場長に言い寄られるところや、冒頭にヤクザに脅されるシーンが本当に胸くそ悪くて耐えられませんでした(笑)
オキナワ
福士さん。この人が1番観ててノンストレスでした。上手く立ち回れるので。(途中チンピラに成り下がりますが)コージがテレサと愛を育んで本来のハングリーさを無くしてる間、この人はちゃんとガツガツしてて良かった。(途中チンピラに成り下がりますが)この人が1番まっすぐに夢を追ったんじゃないかな。
流しの大野
六角さん。六角さんはどの役でも六角さんだなぁと。でもそれがちゃんと役になってるので凄い。
流しのプロとして職人的な感じですが、時代の波に抗えない哀愁漂う役でしたね。「俺は弟子は取らねぇ」と言いつつ、なかなか面倒見のいい師匠っぷりだったと思います。時代がカラオケになってしまって、行きつけのスナックもとうとうカラオケを入れてしまった時の自暴自棄になってしまった背中に泣きました・・・。
犬井&いくよ
なんともスレたオトナ達でしたね(笑)
でも、現実はこんなのが当たり前なんでしょうね。若者(コージ)を利用するし事態が変われば態度も変わるし、何でもやるし(笑)・・・でも「売れるためなら何でも」という思いだけでやってると思うと、なんて目標にまっすぐなんだろうと。諦めないで図太く生きる彼らは人間臭くてなんか憎めないです。
ただ意地悪な人たちではなくて、「魔法」がいつの間にか解けることのない「呪い」にかかってしまった悲しい2人。
ナホちゃん
私はこの人が最後1番おいしいとこを持ってくんだろうなと思ってる(笑) 何も考えてなさそうで一番腹黒そう。まだいくよの方がわかりやすい分、良い人なんだろうな。
北野波平
徳馬さん。最初は薄っぺらい演歌歌手かと思ったら、ちゃんと大物で良い人でした。この物語の中では悪いところが見当たらないんですが、なんだろう・・・なんか信じれないんですよね。人間味が無くて・・。オキナワに対するリアクションが同じセリフなのでロボットに見えてしまいました。たぶんこれは私がひねくれてるからだけだと思うのですが(笑)
長ゼリフのところは圧巻で締まるというか。凄かった(語彙力の無さ)
その他
エキストラの方が何役もこなしてらっしゃるんですが、役名が面白い(笑)ぜひパンフレットを見て頂きたい。その中でも私が「ふふっ」と笑ってしまったものをピックアップ。
- 警官(肩こり)
- 警官(眼精疲労)
- 警官(二日酔い)←すべて体調不良で表されるの面白い(笑)
- どっか←「どっか」って何(笑)どこ(笑)
- 猫を抱く男
- 肩にオウムの男←動物シリーズもなかなかシュール
- 失踪中
- 出張中←ふたりともここではないどこかに行ってる
まだまだありますけどとりあえずここまで。名も無い役だけど特徴だけはちゃんとあって愛着は湧きますよね。
その他印象に残ったこと
男たちの友情
「真に繋がってると思うならいつかまた会えると信じて別れろ」(ニュアンス)というセリフがグサッと来た。これまで二人三脚でやってきたオキナワと袂を分かつことになるときに流しの師匠である大野さんから言われるんですが、これぞ青春だなぁと思いました。
女たちの友情
ヤクザに囲われた女たちの 明るく強く生きる姿に1番泣きました。テレサは多分1番新入りなんですよね?みんなに可愛がられて(泣)
リーダー格の「姉さん」、この人は一見厳しくて突き放す人なんですけどそれはみんなを守ろうとしてるから。1番辛い思いをしててそれをみんなに味わって欲しくないから。(号泣) 空港の見送りの時も客席に向かってお尻を向けていたけどやっぱり寂しかったんだろうな・・・と(泣)
日本人の人もコージとの逢引の時や一座が次の巡業に行く時にいい感じに協力してくれて・・・
「テレサの分も私たちが稼ぐ」のセリフの時は泣きすぎてハンカチに顔を埋めてしまいました。
だって・・・言葉が出ないですけど・・・そう言った彼女達は笑ってました。なんで笑えるんでしょうね、仲間の為だからでしょうか。
女達の中には「愛した人と一緒になるのが幸せ」という共通認識があったと思うし、みんなテレサに自分の思いを託したんじゃないんでしょうか・・・。
テレサも含めて強くて優しい女たちは最後はヤクザから解放されました。 強制送還でもなんでも、彼女達は自由になれて良かったなと思いました(号泣)
ここのシーンは泣きすぎて大変なのでもう二度と見たくないです(笑)
エピソード
俺節が始まる前、囲み取材でシャーロットさんが「安田さんが『一緒に失敗しよう』と言ってくれたので」という発言をエンタメニュースなんかで見たんですけど、劇中にも「失敗がしたい!」とテレサが言うシーンがあって。安田さんがセリフのことを知って言ったのかは定かではないですが、リンクしてて良かったです。わかります?なんか粋な感じがして。これは観劇して初めてわかりました。「俺節」を観て、「失敗」って良い言葉だなと初めて思えました。
パンフ
①安田さんとおばあちゃん
パンフで「あなたにとっての俺節は?」という質問におばあちゃんとのエピソードを持ってきた安田さん。コージも田舎に祖母を残してきてるわけで、物語とリンクしてて印象的でした。
②安田さんと徳馬さん
安田さんが初主演舞台の時にも徳間さんと共演されてた。それから8年経って
「良くなったな」と言ったら、泣きそうな顔で「徳馬さんに言ってもらえるのが1番嬉しいです」なんて言われて、俺も嬉しくなっちゃったよ(照笑)(パンフ内徳馬さんインタビューページ)
ここ!!ほんとにお仕事の縁で上の人(?)から見守ってもらえるの私も泣きそう。良がっだねぇ( ; ; )
③私にとっての俺節は?
主なキャストの人もエキストラの人も共通質問で自分にとっての俺節は?を答えてたんですが、私にとっての俺節・・・なんだろう。
要は人生のテーマソングですよね。うーん。
ルーツであり、道しるべであり。
まとめ
ヒリヒリとした感触の残る舞台だったなと思った。
個人的には好みかと言われるとそうでもないんだけど、ファンとしてこの舞台を見れたことはすごく嬉しかった。表現者として、歌う者として、心にくるであろうセリフが満載で安田さんも色々と考えたんじゃないかな。
感動するところも泣くところも笑うところも納得いかない部分も沢山ありました。でも、こんなポンコツな私が1回観てこんだけ感想が書けるぐらい俺節は凄いんですよ。凄かったんですよ。
感想としては辛口(?)になってしまったんですが、公演中は大号泣でしたし舞台じゃないと味わえないパワーを感じました。
そして、俺節展やオリジナルジュースとかグッズ、俺節ナイトなど舞台以外でもイベントが沢山あって楽しめました。TBSさんありがとうね。
おまけ
6月17日夜公演を観にいったわけなんですが朝から東京に行って、はてブロのaiaiさんに遊んでもらってました〜〜〜ん!!!ありがとう〜〜♡♡♡
eighterの聖地?でもある赤羽神社に行って絵馬書いたり、なのにさんロケ地巡りしたりして楽しかったです( ; ; )
色々と思い出がありますが、神社でおみくじ引いたら大吉で8番を引いたのが嬉しかったです(笑)
次は夏コンだ〜〜〜!!!待ってろ東京!!!
俺節も良かった!!!ブログ書き終わりたくない!
書き終わったら、本当に終わってしまう気がする!!(まだ大阪公演やってるけど)
・
・
・
・
終わる!!!(強制終了)
最近のこと
▽味園ユニバース 復活上映行ってきました
6月2日味園ユニバースの復活上映に行ってきました。ドリパスのやつです。
私は映画館で見たことがなかった&他の方の感想を読むと「これは映画館で見れて良かった」みたいな感想が多いので、これは神様がくれたチャンスや!!!と思い見に行きました。
映画館に行くのに学校から電車に揺られていたのですが、同じ車両に絶対この人味園ユニバースだろうな、みたいな人がうじゃうじゃいて(田舎の路線なので大抵わかる)ニヤける(笑)
結果、映画館で見れてよかった。
やっぱり音響がTVと違うし、真っ暗な中で集中して見れるのが良かった。私、すぐ携帯触っちゃうので(笑) 周りも当然ファンしかいないから視聴環境の良さがやばい。
味園ユニバースの感想は一回書いたんですけど
あんまり細かいことは書いてないので今回は書こうかなと思います。パンフとかそういうものは見てないので映画でわかった情報だけです。
体の匂い
染み付いた血の匂いがとれない、ということで日常的に暴力がある世界にいた茂雄さん。
最初の車のシーンでは血の臭いがするってタクヤさんとショウが言う。
で、記憶失くした後、カスミが「その匂いも取れるやろ」って言う。記憶失くしたときの言及はこれ以降ない。
それから、記憶が戻って実家の店で姉(?)妹(?)に「その臭いよりはマシやもん」と言われるまで臭いについては言及されないんです。
深読みかもしれないんですけど、血の匂い=茂雄。
ポチ男のときは臭いについての話も一切ないし、ポチ男でいた時だけは血の臭いはとれていたのかなと思いました。
赤犬さんについて
いやー、普通にこの映画のためだけのバンドかと思ったら実際に活動してらっしゃるんですね!そこにまずビックリ!ポチ男がカスミの家に連れてこられて記憶喪失だってわかった時に「探偵ナイトスクープ呼ぼ」って言ったのツボでした(笑)
あの番組いいですよね(笑)私も好きです!
あの番組終わったらブチ切れる勢いで好きです。(何の話)
カスミについて
お店を切り盛りしなきゃいけない、痴呆の祖父がいる、赤犬のこともある。強いな、と思いました。あの状況、正直しんどいと思います。
一見、不貞腐れてるような態度ですけど頑張っててえらいなって。
そこに現れたポチ男(の歌)は彼女の色のない日常が一気に色づく存在だったんじゃないかなぁ。恋愛とかそんなんじゃなくて、ただ歌に夢中になれる。
誰でもそうですけど、夢中に追いかけれるものがあるって楽しいし幸せになれるんですよ。
歌について
「何にもないとこで転んだ」っていう歌詞がすごく響いて・・・
— ゆき (@8yuki883) 2017年6月2日
みんな、ほんとに何にもないとこで転んじゃうことってあると思ってて、その時に泣きたいけど泣かずに、手で砂を握りしめながら起き上がる映画が味園ユニバースなんじゃないかって思った。語彙力
ココロオドレバいい曲ですよね〜!!(小並感)
最初聴いた時はただ単純に良い曲だなとしか思わなかったんですけど、今回映画館で聴いて改めて歌詞の良さに気づきました。
何もないとこで転んだ
上にもTwitterで呟いた事なんですが、この歌詞意外と深いなぁと。
ほんとに日常のささいな歯車が噛み合わなくなってどんどんダメになることとか、前は余裕で出来ていたことが急になんの知らせもなく出来なくなることとかいっぱいあると思うんです。
学校を1日休んだらちょっと行きにくくなって、その後も休んじゃって、終いには学校自体行けなくなってしまった、みたいな。(例です)
それでもこの歌は、この映画は、茂雄は、自分で起き上がるっていうか、それこそ「よろめきながら さぁ笑え」ってがむしゃらに1歩を踏み出すんですよ。
たしかに周りの人の影響とか助けってあると思うんですが、カスミはポチ男が倒れてても「はよしんと置いてくで」って絶対に手は貸さないというか。そこに立ってるだけで。そしてポチ男が起き上がってむしゃらに一歩進む時に、そこに立ち止まったままのカスミを引っ張るんじゃないかなぁと思います。(あくまでイメージの話)
私、結構この映画が自分で思ってるより好きみたい。
▽新曲が続々と発表されてますね
レコメンやスバラジや大倉くんと高橋くんなんかでアルバム「ジャム」の曲がどんどん発表されています。
これ、発売日までに全部発表しちゃうんじゃないの??という勢いで毎週何かしら新曲がかかってます(笑)
個人的には「今」と「Never say Never」が好きです。
早く28日にならんかな。
▽SWIMMERが終わる
中高時代にお世話になったSWIMMERがブランドとしての終わりを告げた。
中学の時のペンケースなんかみんなSWIMMERで、セーラー服の胸ポケットに刺さってる折り畳みの櫛もみんなSWIMMERだった。
私はSWIMMERがどこにあるのかわからなくて(田舎者)(こういうときお姉ちゃんがいる子は強かった)、私自身は持ってなかったんだけど、あるときお誕生日プレゼントでSWIMMERとchocoholicのレターセットとシャーペンを貰った時は嬉しくて好きな少女漫画家さんにファンレターを何通もそれで送った。
大人になって都会に出かけるようになってSWIMMERのお店を初めて見かけることがあって、でもその時は私はもうSWIMMERに心惹かれることは無かった。
あんなに欲しくて、でもどこに売ってるかわからなくて悶々としていたのにもういらなかった。中学時代友達に聞けばよかったんだけど、あまりにもみんなが持ちすぎていて逆に知らない自分が恥ずかしくて聞けなったのである。
ネットでは「価格を上げてでもいいから終わらせないで」という声もあるようだが、私は良い引き際だったんじゃないかと思ってる。
最後まで「中高生のおこずかいの中で買えるSWIMMER」として終わるのが、少女たちに夢を与え続けた大人たちの賢い選択なんだよ。
でもやっぱり寂しいからみんなSWIMMERのお店行こう。
そこであの頃少女だった女たちが買い物することがせめてもの餞別になるような気がする。
今日はここまで!!
4月に観た映画
こんにちは!
だかだか感想だけ書きます!
味園ユニバース
我らが渋谷さんの映画。
すばるさんはこの映画1本だけ持ってどこへでも、どこへだって行けると思いました。
沢山のドラマ・映画に出ることも様々な役・作品・監督に出会えるし、また新しい自分に出会えるので、それも全然OKだと思います。
V6の岡田君や嵐の二宮君なんかはまさに典型的なそのタイプだと思ってて、それはファンは成長を楽しめるし作品数が多い方が嬉しいし、一般的にも知名度も上がるし、俳優としてイメージのしやすい「成功」をしてると言えます。
だけど、A5ランクの作品が1本あればいいじゃないか。すばるさんはあえてボーカリストのお仕事だけに絞られてるからあまり映像の作品は少ない、しかし鮮烈で目の離せない作品を作った。その事実があれば本数なんてキャリアなんて関係ないなと思いました。
私が言ってるのは片方をけなしたりしてるんではなくて、あくまでもアプローチの仕方というか、その人に合った作品作りがあるよねっていうこと。
色んな作品に出て、経験を積んで「流石」とか「圧巻の」言われる作品を作るのもありだし、その人にドンピシャで合う1本の運命の作品だけで伝説を残すのもあり。
聖の青春
あらすじ(公式HPから引用)
映画の中で羽生さんと対局後にこっそり二人で宴会を抜け出して静かな居酒屋で酒を飲み交わすシーンがあるんですけど、私が思ったのは将棋は相手のと戦いに見えて、実は自分自身との戦いなのかもしれなということでした。
自分との向き合いは勝ち負け以上に孤独。
そんな中、聖の言った「羽生さんの見てる海はみんなの見てるそれと違う」という言葉は孤独に戦うもの同士のなぐさめなのではないのでしょうか。その孤独は理解されて初めて救われる。特に羽生さんは当時から将棋界の頂点にいたので頂点にいるものとしての孤独、孤高というのもあったと思います。
劇中、何度かあった対局でも2人は互角だったし、こういう仲間(?)同志(?)の存在は貴重だし幸せなこと。まさに2人が切磋琢磨したこの日々はそれこそ「青春」だったのだろうと思いました。
今回、松山ケンイチ演じる聖に私は正岡子規をイメージしたのですが、坂の上の雲や新撰組の試衛館時代なんかも思い出しました。まさに悲しくも美しい男が駆け抜けた青春映画でした。
あとは、セトウツミと母と暮せばを観ました。
セトウツミは漫画原作で面白いんだけど、深夜にボーッしながら見る感じでした。90分もないし。
今をときめく菅田将暉くんが出てるんですけど、ほんとにあの人は「演技がうまい」というよりかは「実際にいそう〜」ってなります。表情の作り方や仕草がリアルで、あんなに特徴的なイケメンなのにスッと周りに馴染む。
母と暮せばは二宮さん。私ほんとにこの人の演技好きなんですよ。
なんだろうな、どの役も役になりきれてるんだけどその中に二宮和也成分がちょこっとだけ入ってる。
今日はこの辺で〜!!