いつでもまっすぐ

吹奏楽部なら見てくれ!!ハルチカ!!!(ネタバレあり)

こんにちは~。ゆきです。

 

今回はセクゾのしょりぽんが主演の「ハルチカ」の感想です。

ハルチカは原作の一作目を数年前に読んで、ずっとそのままでした。そしたらなんと今年映画化!!!懐かしくて見に行ってきました。

原作の内容はほぼ忘れてたんですが、たぶん全然違ったような。原作は青春推理小説なんですよ。映画の方は推理要素全くないです(笑)

見所ポイントも書いたのですが、ちょいちょいネタバレしちゃってるので気を付けてください。

キャストについて(微ネタバレ)

佐藤勝利くん

記念すべき初主演がこんな素敵な青春映画なの羨ましい。アップが多くて大スクリーンで国宝を見れる喜びを味わいました(笑)ホルンを吹いても顔がかっこいいのはずるい。あれ、本当に勝利君が吹いてるんですよね???普通に上手くてびっくりしたんですが…。え、私も中高6年間吹奏楽部でSAXを吹いてたんですがあまりにも下手でずっと怒られてたんですけど…何この差…やっぱり勘が良いんですかね??(そういうことにしときます)

演技も良かったと思います。

 

橋本環奈ちゃん

かわいい…。これに尽きる。環奈ちゃんは体つきが良い感じに肉ついててガリガリじゃないというか、体形は普通の子なんですよね。モデル体型じゃないんですよ。そこがいい。(のっけから気持ち悪いオタク)あと、目の色素が薄くて本当にお人形みたい。カラコンじゃないですよね??

あと7、8年したら加藤ローサみたいになってそう。

勝利君との身長差が絶妙でそこに萌えました。双方ファンには申し訳ないけど現実でも愛を育んでほしい。そんでマスコミもはやし立てずにそっと見守ってほしい。で、「映画の共演から10年、純愛のすえゴールイン!」みたいな感じで結婚してほしい…めっちゃ素敵なファンタジーだけど。多分ありえないけど。でも、10年で結婚してもまだ31歳の勝利君。ダメだ、事務所が許さない…(妄想の癖に細かいところを気にするタイプ)ま、とりあえずそんなしょりかんはシンメです。

 

その他キャスト

トランペットの片桐君

トランペット上手すぎて笑った。後で音かぶせてますか??被せてますよね??めっちゃいい子。

オーボエわかばちゃん

初登場シーンは片桐君とのキスシーンだったけどあなたは片桐君でいいの??と根っからのメンクイの私は思ってしまった。いや、片桐君いい子だけど…。

サックスの宮本君

こういうヤンキーな感じの子好き(笑)そして、こういう子実際に吹部にいますよね。つくづく吹奏楽部って気弱な男の子と超ヤンキーとイケイケ男子が共存する不思議な部活ですよね…。

パーカスのカイウ君

有名な少女漫画原作の映画に出たらイッパツで人気上がりそうなほどイケメン。ただ役上で言いたいことは髪を切れ!!!!

 

ストーリー(ネタバレあり)

原作は推理小説ぽさが少しあるんですが、映画の方は全くないです。初めから終わりまで悲しくなるほど青春です。こっぱずかしいくらいの青春です。

私が好きなシーンは吹奏楽部で揉めるシーンです。

環奈ちゃん演じるチカがソロが上手く吹けなくて、合奏が中断。先生から個人練習を言い渡されます。チカは自分のせいでみんなの足をひっぱってるのにいたたまれなくて音楽室を出ていきます。

そこで残った部員たちの不満が出てくるのですが、ここのシーンがすごくリアルでした。

「おまえ、木管のセクションリーダーなんだからまとめろよ」

「パーカッションなんかにわかるわけないでしょ!?」

「やる気ないなら出ていけよ」

「塾があるから土日練習は無理…」

 

うわあ、どこの学校でもありがちなパターンのもめ事…と思って見てました。

吹奏楽特有なのかわからないですけど、木管金管でまず分かれるんですよね、こういうとき。あれ、なんででしょうね?(笑)

で、責任感の強い女の先輩が泣く、みたいな。超ありがち。

ハルタの優しさ、成長

その揉めてる最中に勝利君演じるハルタの一言でみんながまとまるのに物語の序盤からの成長を感じました。

最初はあんまり行動するタイプじゃなかったのにチカと再会して感化されて周りを動かしていく。

チカに振り回されるけど何やかんや付き合ってあげる、優しいやれやれ系男子ハルタ×元気いっぱい!たまに出る暴力は愛情表現!?チカ。

普段はチカがぐいぐいハルタを振り回す感じなんですけど、こういう見えないとこでチカを見守るハルタ( ;∀;) 

 

もう一つは、コンクールであんなに練習したソロで間違えちゃったチカ。失敗を引きずって部活にも顔を出してない状況。そんなある日、授業中にもかかわらずホルンの音が。屋上の上からハルタがホルンを吹いてます。学校がざわつき始めます。

物語の最初の方でチカが「授業中に演奏しちゃおうよ!ボイコットして」とハルタに言ったのを覚えててチカを励まそうとしたんですよ( ;∀;)

チカが行ったときは「やだよ、内申書に響くし」なんて言ってたのに(泣)

こういう、「何も言わないけど実は大事に思ってるよ」的なのズルいです!!!><

 恋じゃない。けど――友達より、トクベツ

映画のキャッチコピーが「恋じゃない。けど――友達より、トクベツ」なんですけど、本当にそうなんです。

「あの子のために何かしてあげたい」ーー友情にも近い絆なんですけど、他の友達とは違う強い気持ち。

はああああ、青春のきらめき!!!!尊い!!!!!

 

チカがいなくなってハルタが探しにいって、見つけた先でハルタがチカを抱きしめるんですが、そこで「好き」とか言わなかったり、安易なキスをしないとこがいい!!

あくまで二人は「恋じゃない」というか、「恋の一歩手前」なんです。

そこがもう、純愛というか高校一年生ならではですよね( ;∀;) 

 

二人の純粋なお互いを思う気持ちが尊すぎてに涙がこぼれそうでした…。同世代の子たちが見るのもいいけど、汚れきった(?)大人たちが見ると心が洗われます(笑)

 

その他(見どころポイント)

その1 曲が良い!!!

 出てくる吹奏楽の曲が全ていいんです!!名曲が結構出てくるのでそこも見所なんですが、なんといってもオリジナルメインテーマが良い!!

まあネタバレをちょこっとすると、吹奏楽の話なのでコンクールの曲があるわけなんですが、それが映画全体のメインテーマになっています。それをみんなが吹くんですけど特に勝利君のホルンで始まるパートがかっこいいんです。「笑ってこらえて吹奏楽の旅」に出てくるような強豪校が吹く感じの「上手くないと大コケする」タイプの曲なのです。

私は中高6年間吹奏楽部だったんですがもう一回吹奏楽やりたくなりましたもん。

あの曲で普門館*1を目指したい。

その2 吹奏楽部経験者は懐かしすぎて泣く!!!エモい!!

学校の作りこみが細かい!!!音楽準備室とかコンクール会場の譜面立てとかがリアルなんですよ。私が一番感動したのは、コンクール出場者が付ける二の腕のリボン!!!吹奏楽は参加人数が多いのでコンクール会場には観客・スタッフも含めてかなりの人数がいます。そこで、出場する生徒一人ひとりの二の腕に安全ピンでリボンを付けるのですが、これ、吹部出身者でもドラマとか作るときに忘れがちだと思うんですよ。小さなことすぎて。(私だったら絶対こんなところ見落とす)

あと、音楽準備室に大量のメトロノームが置かれてたり、床の木製の感じとかも懐かしい。

生徒たちの練習風景もあるあるすぎて。メトロノームとチューナーが一緒になった機械にキーホルダー付けたりとか、先輩が後輩に教えてて後輩が一向に出来ないときのあのイライラとか。(私はイライラさせる後輩だった笑)(先輩その節はすみませんでした)

太股のところに唾拭きタオル置いて、先生の話聞くときそこにクラリネット置いく感じとかね。

西日の差す、誰もいない放課後の校舎に響くクラリネット…。それだけで懐かしくて涙が出ます。学校っていいよね…。(結論)

その3 アップが多い!

 映画館の醍醐味…それは大スクリーン!!!上でも書きましたけど、映画館ならDVD発売を待たずして、カラオケのデュアルモニターじゃなくても顔面国宝の佐藤勝利1000年に一人の美少女の橋本環奈ちゃんが惜しげもなく見れます!!!!

レディースデーとかに行ったら1000円ちょっとじゃないですか。勝利君に500円、環奈ちゃんに500円その他諸々に残りの100円としても安い…。生まれて初めて「もっとお金を払いたい!!!!(と言いつつ毎日カツカツ)」という気持ちになりました。

その4 トンチキ慣れしてるジャニオタも満足できる!!

ジャニーズ特有の文化(?)、「トンチキ」…。「Sexy Summerに雪が降る」という曲を10月3日秋ど真ん中にリリースという夏なのか冬なのか秋なのか、はたまた「四季」という小さい固定概念を超越してるのか…、何って言われると答えれないあのミゾミゾした癖になる感じ…お任せください、味わえます。

いや、これは映画に対してかなり失礼かと思ったんですが、時たま「ん?」って思うシーンがあって…。けど決してマイナス評価の「ん?」ではないんです!!!!

一瞬すごくラ・ラ・ランドぽくなったり(ラ・ラ・ランド見てないけど)、最後になんか「え!あ、こういう締め方…!」とちょっと衝撃を受けました。私は結構好きです。

ああああ、言いたい…!

まあ、別に「こんなのトンチキじゃねぇよ!トンチキなめんな!」って思うかたも全然いるとは思うのでそこら辺は、すいません(笑)とりあえず観てください。

 

 

と、こんな感じでステマなのかステマじゃないのかよくわからない記事になったのですが、見てない人は見てくれたらいいなあと思います。

 

*1:全国吹奏楽コンクールの全国大会を行うところ。野球で言うと甲子園みたいなもんです。

関ジャム「after that」

こんにちは。久々に関ジャムの感想でも書こうかと。

今回の関ジャムは「知っておくべき10代アーティスト」ということでフレッシュでこれからが楽しみなアーティストがバンバン紹介されました。

まあ、解説のところはぶっ飛ばして(ごめん)、大倉さんとのセッションとこだけ書きたいと思います。

  セッションについて

見どころ:難解なボーカル&JAZZYな演奏

大好物です!!!!!

 

今回良かったですよね!!

 

今回すごく私の好みにも合ってましたし、大倉さん自身にも合ってたような気がします。

大倉さんの声質とぼくりり君の声質がマッチしていたから、かなと。

ツヤ感。二人のツヤ感が良い意味で軽さを出してくれたというか、低い音でも重くならずに済んだのかなと勝手に考えてます。なんだろ、「ツヤ加工した黒」みたいな。

 

その他、村上さん、横山さん、渋谷さん、錦戸さんは言うことないです(笑)

すばらかしいです。すかばらしいです。

  曲について 

歌詞をよく読んでみると結構深いというか、ぼくりり君が歌うから活きる歌詞だなあと思います。

歌詞を検索してもらえればわかると思うんですが、すごくイマドキな歌詞。

誰かの期待に応える必要なんてないよ

やりたいことがないんだった寝てればいいよ

とか、

何かを作って何かを壊せばいい

そして楽しんで悲しめばいい

それだけがきっと最後に残る

とか。

悟ってる~~!!!!THEさとり世代*1の歌詞ですよ。

と言いつつ、私もモロ悟り世代ですし、ゆとり世代なので偉そうなこと書けないんですが(笑)。

だって、楽しみと悲しみだけが残るんですよ!?功績とか賞とか、まあ実際に欲しいかどうかは置いといて、曲の歌詞には書いてないんですよ。QOLを上げる為に音楽やってます、みたいな。(褒めてます)かっこいい。

でも達観?してるから落ち着いて大人びて見えてクールに見えるんだろうけどやっぱり熱量はあるんですよ。表には見えにくいけど。

産まれたときからネットがあっていつでも調べられる環境にあるということは、先人達がおじいさんになってやっとたどり着いた答えを子供の時にポン!と手に入れられるということ。そりゃ悟りますよね。

その「熱量を持ったさとり世代」が今回取り上げられた「知っておくべき10代アーティスト」なのかなと思いました。

 

 

 

最後に「Thank you for listening」って言ってると思うんですけど、

お洒落か!!!

19歳でこんなにお洒落でどうするんですか!(褒めてます)末恐ろしい…。

そして最後の歌詞の

This is"Noah's Ark"

この一行ね…私はこの単語の意味を知らなくて調べました(笑)

ノアーズアーク、「ノアの方舟」のことだそうです。*2

 

 

てことで終わり!音楽、楽しい!!

*1:さとり世代は物心ついたころには既にバブル崩壊し経験が不況のみであり、インターネットを利用して育ってきていることから現実への知識が豊富で、無駄な努力や衝突は避け、大きなや高望みが無く、合理性を重視する傾向があるという。安くてそれなりに質のいいものを好み、コストパフォーマンスを重視する傾向がある。この世代の若者の特徴として、ボランティアへの意識が高い、消費に執着をしない、などが挙げられるが、こうした事から、これまでの消費に重きを置く社会から、精神的な豊かさ、幸福感への移行期にあり、新しい価値を創り出しているとの指摘がある。ウィキペディア参照。

*2:そういえば昔「名探偵コナン」の映画にノアーズアークという単語が出てきたのを今思い出しました。

春は寂しくなりぬれど

こんにちは~。

就活解禁になりましたね。やだ~。毎日リクナビマイナビと履歴書のにらめっこです。夏コンまでには内定だしたい。御社~!!!

 

さて、今現在、大学の部活の追いコン(追い出しコンパ)から帰り、頭痛に見舞われながらキーボードを叩いています。飲んだな~、頭痛い。

 

うちの部活は大学院生もいるので4年生(B4)と院の2年生(M2)が卒業生な訳ですが、卒業してしまうのがとても寂しい。

 

今回卒業する代にはとてもお世話になった。

私がこの部活に入るきっかけになったのも部活全体を盛り上げてくれたのもM2の先輩だし、一緒に夏の合宿の準備をしたりプライベートでご飯に行ったり、何かあったら真っ先に相談したのはB4の先輩だった。

 

最近、私は部活に行けてなくて。

でも、今日の追いコンで色んな先輩と喋ってたら、いつも目立つタイプの先輩から

「おまえ、来いよ。ゆきが話すことは世界観がちゃんとあって味があるから面白い。ちゃんと、来いよ。」って言ってもらえて、すごくすごく嬉しかった。

その人はあんまり関わってなくて、みんなに尊敬されてて私のことなんて気にも留めてないだろうなと思ってた。けど、そんなことなかった。しっかり見ててくれてたんだな、と思って嬉しかった。

 

言った本人はそんなに感謝されるようなことを言ってないのかもしれないけど、言われた側はすごく心に響いた、ってことありますよね。

 

他の先輩たちも「就活のこといっぱい相談乗るからね!!!うちの会社に来て、また後輩になってもいいよ!!」って言ってもらえた。

「また後輩になってもいいよ」って言われるの、すごく幸せだなって。面倒見てあげたいって思ってくれてるようなもんじゃないですか。有り難い…。

 

今年入った新入生だった一年生も、サプライズで卒業生にまつわるネタを作ってきてくれて*1、それがまたしっかり面白くて来年も楽しみだなと思ったり。

 

花見!夏の合宿!海!浴衣!スノボ!っていう思い出というよりは、上に書いたような何気ない一言のような、小さくて、だけどとても大切な思い出がしんどい時に私を慰めてくれる。

私がいる部活の世界は小さいかもしれないし、合わなくて辞めていく人もいる。

だけど、ここでは書けないくらいに部活が好きだし、ずっとこの時間が続けばいいなと思ってる。

 

 

 

ストリートミュージシャン達のジャズが流れる金曜日の街を、夜風に吹かれて酔いをさましながら歩いた。かなりセンチメンタルになった。

  

薄れゆく記憶の中で早く文字にしたいと思った。

じゃないと忘れてしまいそうだった。

 

 

 

ひとり、またひとり、駅で別れて、別々の方向に帰っていって「集団」から「個人」になっていく。

大学を卒業してみんなバラバラになって、またどこかの会社の「集団」になっていく。そして、結婚して退職する人もいれば転職してまた違う集団に入る人もいるし、ずっとそこで働き続けて定年を迎える人もいる。

 

ずっとそんなことの繰り返しなのかもしれないなと思った。

 

私は先輩たちに楽しませてもらって、楽しい時間を過ごせたけど私は後輩を楽しませれない。先輩みたいにはなれない。

多分、この答えが出るのはきっと私が卒業するころだろう。

 

残りの一年楽しみたい。

 

 

*1:笑いに貪欲な部活(笑)